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翌日、8時半と、早目に出てオーストリアに向かう。 バスは1時間程で国境へ。ここではスムーズに国境越えが出来たように思う。日本人団体は ほとんどフリーパスらしい。 オーストリアに入ってしばらくすると牧歌的な風景が見えてきて目を楽しませてくれる。 山が見えてくるとどこかホッとさせられるのは、山国に住む日本人の性なのだろうか。 オーストリアはスイス同様アルプス山脈があるので他のヨーロッパ諸国に比べると起伏に 富んだ景色が広がっている。所々目にする典型的なアルプスの農家がとても可愛らしい。 どの窓にも約束したかのように花が飾られている。昔はヨーロッパから戻って来て日本の街を 見ると花がなくて寂しいと思ったものだが、昨今のガーデニング・ブームで最近はどこにも花が 飾られる様になった。バブルが弾け、人々は自然にオアシスを求めるようになったのかも知れない。 お昼ごろには、ザルツブルグに到着。まず市内のレストランで昼食を摂る事に。 ワイン蔵を改造した様な暗いめのレストランが多かったが、ここは明るくて感じがいい。 夕食ならば暗い場所でもいいが、昼はやはり日の射し込むレストランで食事をしたいものである。 メインは魚のムニエルで割とあっさりしていて良かった。しかし、1日位中華料理があっても 良さそうなものだが・・
2時頃、市内観光を始める。ガイドさんはザルツブルグ在住の日本人の方だが、
70才を過ぎていると聞いて驚く。声もはきはきしてらっしゃる。やはり海外生活は若返りの妙薬か。
人間やはり緊張感がなくてはダメなのだろう。
おそらくこちらの音楽学校か何かで教鞭を取っておられ、副業としてガイドをされているのだろうが、
気持的にはほとんどオーストリア人なのだろう。こんな綺麗でゆったりした所に住んでいたら日本
に戻って来たら息が詰まりそうになるのではないだろうかと余計な心配をしてしまう。 話が逸れたが、観光のスタートはミラベル庭園から。ここは映画「サウンド・オブ・ミュージック」 の舞台になった所だが、はっきり言って覚えていない。ここに来る前に鑑賞しておくべきだった。 遠目にザルツブルグの要塞が見えていい眺めだが、庭そのものはどこにでもある様なもので特筆 すべきものはないと思う。
その次の見所が大聖堂だ。ザルツブルクの36の教会の内最大のもので約1万人収容できる。 ガイドさんによると観光客が大勢押しかける時間帯になるとこれ見よがしにオルガンを大きく鳴らすらしい。 ロマネスク様式のこの教会はプラハで見た教会より明るくて華やいでいて個人的にはこちらの方が好きである。 その後、1時間半位の自由時間があり、まずカフェに入って本場のウィンナ・コーヒー=アイシュタイナー を試してみるが、正直言って日本で飲むウィンナ・コーヒーの方がおいしい。おそらくコーヒーが日本人の 口に合うようにできてるんだろうな。30分程店で休憩した後は、屋台などを冷やかして過ごす。 生憎の日曜なのでほとんどの店が閉まっているが、屋台と数件の土産物屋だけは開いている。 しかし、めぼしい物はなく、ザルツブルグの日本語ガイドブックだけを購入。 広場では若い子達がパントマイムをやっている。お金を入れれば動く様になっていておそらく 演劇学校か何かの子達なのだろうか。暑い所で大変だろうが、日陰に入ると涼しいので1時間毎にそこに避難して いる様だ。 旧市街はほとんど車が通ってないので非常に歩きやすい。その代わりと言っては何だが観光馬車が 沢山通っていて、綺麗な石畳が馬の糞だらけなのが玉に傷といった所か。気をつけて歩かないと踏んづけて しまいかねない。 夕食の後にザルツブルク城塞に登ろうと歩いていったのだが、これが意外とホテルから遠く、途中から迷ったりして 旧市街に入った時には午後9時を回っていた。さすがに9時も過ぎると薄暗くなり、人通りも少なくなって、 どうせ城塞に行く電車は動いてないだろうとそのまま引き返してしまう。 後で聞いた話によると10時くらいまで電車は動いていたらしい。
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