ビデンデン


ドイツは街が可愛らしいが、イギリスは村が素晴らしいとはよく言ったものだ。どの村も風情があってまるでおとぎの国に紛れ込んだような錯覚を起こさせる。
趣のあるハーフ・チェンバーコテージが並ぶビデンデンはロンドンから電車とバスを乗り継いで1時間半ほどの距離にあり、日帰りでもお釣りが来るくらい。
この村のトレードマークはビデンデン・メイズと呼ばれる双子姉妹である。1100年にこの村で生まれたエリザとメアリーの姉妹は肩と腰がくっついた俗に言うシャム双生児。迷信深い中世の時代のこと、2人は超自然の力をこの世に示す存在として畏敬の対象だったという。彼女らは貧者に対するチャリティーを行ったとされ、今も彼女らの絵姿をモチーフにした目印が目に付く。
私は2001年のアイルランド・トレード・フェアに行った帰りのロンドン滞在中にこの村を訪れた。冬だったので観光客もおらず、村はゆっくり見ても20分で見れてしまうので、バスを待っている間、寒さに耐えかねてクラリスズというティー・ルームで時間をつぶした。店の扉にはJCBのステッカーが張ってあって驚いたが、日本の英国紅茶ガイドにも紹介されたという事で納得。夏には日本人客も結構訪れるのだろう。



双子姉妹のヴィレッジポスト