「エロイカより愛を込めて」というマンガで主人公のドイツ軍人がしきりとルフトハンザの
事を誉めていた。あの頃私は、まだ海外旅行未経験だったが、そのマンガの影響も
あってすっかり刷り込まれてしまい、ルフトハンザが、憧れの航空会社となったのである。
しかし、80年代、格安航空券はアジアの航空会社が主流でなかなかルフトハンザを利用する機会に
恵まれなかった。90年代に入ってからはアメリカ旅行が主体でますますルフトハンザから遠のいて
いった。ところが、今回12年ぶりにヨーロッパ周遊ツァーに参加して憧れのルフトハンザに乗る機会に
恵まれたのだった。
ルフトハンザは期待通り、快適で、その徹底したサービスには頭が下がる思いがした。
機内食はそこそこだが、何と言っても合間のサービスが行き届いているのだ。
痒い所に手が届くというのはこの様な事を言うのだろうか。
まず、ひっきりなしにオレンジジュースやワインなどの飲み物のサービスがあるかと思えば、時たま
御握りやチョコレートを配ってくれたりする(御握りはドイツ〜日本線だけだろう)、
機内雑誌はきちんとビニールのケースに入れられているし(アメリカの飛行機のはボロボロだった)、
機体は新しいせいかも知れないがピカピカで実に気持ちがいい。トイレにもゴミ一つ落ちてないから
マメに掃除しているのだろう(アメリカの飛行機はダストボックスがゴミで溢れていた)。
この様に至れり尽くせりのルフトハンザであるが、唯一の欠点は映画がTV画面で見にくい事。
幸い、帰国便はTV画面の前で見たい映画はこの時に集中していたから良かったが、離れた席の人は
さぞかし見えにくかっただろう。フライトでは寝ている人がほとんどで、機内上映は所詮暇つぶしに
過ぎないのだが、私のようにこの機内上映を楽しみにしている人間もいるのだからもう少し配慮して
欲しいものである。
ちなみに上映された映画は
★ 出発便
1.「トゥモロー・ネヴァー・ダイ」
寝てしまったので観ていません。
2.英語とドイツ語の吹き替え版しかなかったけど何の映画かわからない。
やはり寝ていたので観ていない。
3.「ビーン」
鑑賞済みなのでやはり観ていない。
★ 帰国便
1.「ナッシング・トゥ・ルース」
妻の浮気を目撃し、切れたエリートがたまたま出会った強盗を拉致してその
まま逃走。人種や階級を越えた男達の奇妙な友情をコメディ・タッチで描く。
先は、読めるんだけどお約束的に面白かった。唐突にダンスを始める警備員が
最高!
2.「The Man In The Iron Mask」
ご存知レオの「仮面の男」。これも英語版とドイツ語版しかなかったけど、
よく知られた話なので支障はなかったです。
何年も仮面かぶらされていてあんなに綺麗な顔であってたまるか、とか
考えない様にしましょう。所詮寓話なのだから。
3.「RED CORNER − 赤い迷路」
治外法権の中国で殺人の容疑者にさせられたアメリカ人弁護士の運命を描く。
中国での裁判劇が見物。西欧的解釈から来る偏見が入っているけどギアは、
15年に渡って中国の人権問題について訴えていて、現地の実状をよく知って
いると思われるのであながち誇張とは言えないのかも。
これでますます中国が嫌いになった(^^;)。
行きは55分早くフランクフルトに到着。30分後に成田からのグループと合流し、再集合の4時まで
空港で両替などを済ませ、店を冷やかしたりして過ごす。とにかくフランクフルト空港はデカイが
店は関空の方が充実していると思う。いや、日本ほど店や食べ物屋で溢れている所は
ないだろう。
ベルリン行きのフライトは4時半。何と待合室には無料で飲めるセルフ・サービスのコーヒーが
置いてある。しかし、帰国便のゲートにはなかったので国内線だけだろうか。
17:30、ベルリン着。この時名古屋からのお客の荷物が出て来ず、添乗員さんとドイツ人ガイドさんが
事務所にロスト・バゲッジの手続きに行ったが、後で聞いた話によると荷物はフランクフルトで止まって
いたらしい。ちなみに私もツァーと別れてフランクフルトでストップ・オーバーをした日、荷物がなかなか
出て来なかったので事務所に行って、探してもらっている間に別のベルト・コンベアーから出てきて
驚いた。一体どういう仕組みになっているのだろう。
まだ、ツァーのタッグをつけていたのでてっきり他のお客と一緒に関空まで送られていたのかと覚悟して
いただけに嬉しかった。
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