トルコからシリアに入った時、その余りのカルチャー・ショックに戸惑ってしまい
ました。
トルコは中東とは言え、かなり政教分離が進み、都会はかなりヨーロッパ
ナイズされていてヨーロッパに慣れ親しんだ私達にとって旅行しやすい所だったのに
比べ、シリアはバリバリのイスラム国。
ヨーロッパナイズされているのが必ずしもいい事だと言うつもりはありませんが、宗教的な因習からかなり切り離され、割りとオープンなトルコに対して、当時のシリアは、イスラエルとの関係も小康状態を保ちつつも、決して友好的とは言えず、いつ兵を送ってもおかしくない状態で常に緊張感
をはらんでいました。アラブ独特のルーズさにも、正直疲れてしまいました。
ヨルダンもさぞ、似たような感じかなと思ったらヨーロッパ人が多く訪れるリゾート
地アカバや四海があるという事で良く言えばオープン、悪く言えば観光ズレしてま
したが。
しかし、どちらの国も遺跡は素晴らしかったです。
ダマスカスの街
「アラビアのロレンス」に出てきたダマスカスのイメージは今はなく、街は以外と
近代的。
町中にはお洒落なブティックが軒を並べ、非常に近代的で清潔な街といった印象を
受けました。中東のパリとはよく言ったものですが、時折モスクから聞こえるコー
ランがアラブを実感させるし、スークや旧市街などは古き良き時代のアラブの雰囲
気を満喫できます。
ただ、街中至る所にアサド大統領の写真が飾られているのには閉口しました。
隊商都市パルミラの遺跡。
しかし、暗くてわかりにくいですね。
パルミラの名は、「パーム」(なつめやし)に由来し、古くから知られたオアシス
であり、シルクロードの中継点として栄えたが、ローマに敵対し、滅ぼされてしま
った。
この遺跡が発見された時は瓦礫の山だったらしいが、それを考古学者がプラモデル
を組み立てる様に丁寧に正確に復元したらしい。このパルミラはいまだ発掘作業が
続いており、100年経っても完了しないと言われている。
ヨルダンにあるペトラ、エル・カズネの遺跡
しかし、これも肝心のバラの神殿の写真が失敗(^^;) この写真じゃどこだかさっ
ぱりですね。
ペトラも隊商都市なのだが、自然条件の悪化と別の交易路が見つかった事ですっ
かりさびれてしまい、19世紀にスイス人によって発見されるまで忘れられた街
となっていた。「インディ・ジョーンズ、最後の聖戦」のロケにも使われている。