Villa Hadoriana - ヴィラ・アドリアーナ
五賢帝の一人、ハドリアヌスはヒスパニア(スペイン)のイタリア系貴族の出身で非常に統治能力に優れた皇帝だった。
彼は広大なローマ帝国全土を旅したが、この別荘ヴィラ・アドリアーナは彼が旅行した土地の特色が色濃く出ている。
この別荘はローマから一時間ほどのチィボリという街に年から建設させた。
別荘の敷地は300ヘクタールにも及び、一つの街と言ってもよいほどの規模だった。 現在明らかになっている4分の1のスケールでさえこの広さだから往時の姿がどのようなものだったのか 現在残っている廃墟からも容易に想像できる。
ヴィラ・アドリアーナ観光の拠点となるチィボリへはローマからバスが出ているが、ルートが二種類ほどあって私の利用した便はティボリに着くまで一時間ほどかかってしまった。途中にヴィラ・アドリアーナがあるので、途中下車してもいいが、私はとりあえず、観光案内所で情報を仕入れてからバスでヴィラ・アドリアーナに向かった。 ローマからのバス幹線から離れているが、ティボリからのバスは遺跡近くまで連れて行ってくれるのがありがたい。
ヴィラ・アドリアーナは街の斜面の緑の中に建てられていて、自然との調和を考えて建設されていたのが見てとれる。 都会に住む貴族達はローマの喧騒を離れ、このような田園風別荘を建てたのだった。 広大な敷地内には池や浴場、神殿や劇場まであるが、中でも印象的なのは「カノーポ」と呼ばれる池を囲んだ一角だ。 カノーポとはエジプトのアレキサンドリア近郊にあった場所でハドリアヌスが寵愛した美少年アンティノウスがここで溺死したことで有名だ。

復元模型です。
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ここがカノーポ
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